Nana

パーフェクトブルーのNanaのレビュー・感想・評価

パーフェクトブルー(1998年製作の映画)
3.5
絵がレトロでお洒落だったので鑑賞。

主人公の未麻は人気アイドル。
グループを脱退し、突如女優へ転身。

ドラマのキャストに抜擢されるが、セリフが少なかったり、過激なシーンを提案されるなど、難関。

そんな中、彼女の仕事関係者が突然撃たれる。

彼女宛に届いたファンレターの中身が爆弾だった。

次第に、そのような殺人事件が彼女の周りで多発するようになる。

また、未麻にも嫌がらせのFAXが・・・

FAXには『裏切り者』などの文字が。

精神的に追い詰められた未麻は、幻覚なのか、もう一人の辛辣な自分が見えるようになる。

『本当はこんな仕事したくないくせに』
『私は歌いたい』

そんなことを辛辣な未麻はトゲトゲしく言ってくる。

病気か?自分がおかしいのか?と錯覚してくるが、未麻は、『私は私よ!』と信念が強いので様々な悪に強く立ち向かう。

犯人をつきとめるべき、必死にもがく姿が勇ましい。

犯人は、最初から見当がついていたが、やっぱりかという感想。

人の嫉妬や劣等感って、時に恐ろしくなるものだなあ、と改めて思ったり。

最後まで観て、未麻はずっと未麻のままだったんだなって。
Nana

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