ノートルダムのサメ

パーフェクトブルーのノートルダムのサメのネタバレレビュー・内容・結末

パーフェクトブルー(1998年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

偶然映画館に足を運んだらリマスター版がリバイバル上映しており 今敏監督の映画はどれも好きなので、「お、いいじゃん」とチケットを購入。


いやあ、正直凄いものを見たなあと言う感じです。評価されている理由がよくわかった気がします。気味が悪くて、怖くて、エロティックで、なんというか、一冊の推理小説を読み終わったあとの満足感…!幽霊系の怖いとかじゃないんです。人間の怖さなんです。
リアリティがあるからこそ、精神的に来る様なタイプの怖さ。

未麻が撮影中にパニックになってしまうシーンは、私も影響されて(と言うか身に覚えがあるので) 映画館でちょっと伝染してパニックになるかと思いました。不安な方はお家で鑑賞しましょう。

精神的にキツいシーンや、登場人物が殺害されるシーン、エッチなシーンなど沢山あるのですが これ本当にR15?調べたら海外だとR18作品らしいです。そりゃそうじゃ。

脚本もアニメーションも素晴らしかったのですが、声優さんの演技…!特に未麻とルミの怪演、すごく良かった。声優さんって本当にすごいんだなと思った。

ルミさん物凄くいい人なんだなと思ってたのに、まさか最後は…。
色々考えさせられるアニメ映画でした。
もう一度見たい。だけど、心が耐えてくれるか分からない。

「もう自分のことがわからない。」

私もこの映画と一緒に自分に向き合っていこうと思います。