ポルりん

仮面ライダー 8人ライダーVS銀河王のポルりんのレビュー・感想・評価

2.3
「仮面ライダー(スカイライダー)」の劇場版で「仮面ライダー」の原作者である石ノ森章太郎が総監督を務めている作品。

あらすじ

宇宙征服を狙う異星人・銀河王が、水素エネルギーを開発した宇宙ステーションを襲撃。
開発責任者の羅門博士は、愛犬エレナに水素エネルギーの方程式を覚えさせて脱出させる。


大雑把に書くとタイトルの通り、仮面ライダー1号~スカイライダーまでの8人ライダーと銀河王との戦いを描いた作品。
とは言っても、実際に銀河王と戦うのはスカイライダーだけであり、その戦闘も銀河王がスカイライダーをフォースっぽい攻撃をする→銀河王の攻撃を食らったスカイライダーが反撃をしようとすると逃亡して終わりという中途半端なものだ・・・。
何だこのチキンは( ゚д゚)ポカーン

銀河王と大それた名前をしているが、ピンチになったら部下を押しのけて逃亡しようとしたり、女性にセクハラしようとしたりと名前と行動が全く伴っていない・・・。
本作は「スターウォーズ」をパクっている箇所が多々あり、恐らく銀河王はダースベーダーにあたるのだと思うが、私にはただのチンポにしか見えない。
銀河王というより歩く公然猥褻物じゃねーか!
50年ごとに他の惑星を滅ぼしていくという設定だが本当なのだろうか・・・。

惑星を滅ぼすような武力を持っているはずなのに、遥かに未熟なはずの地球から技術提供を求めるのも不思議だ。
また、劇中で東京をふっとばす威力を持つミサイルを見て歓喜していたのだが、惑星間移動できる技術力を持ちながら、そういった武力は持ち合わせていないのか??
劇中のチキンぷりとマヌケな姿を見る限り、文明レベルが弥生時代あたりの星をいくつか滅ぼして調子に乗っているのではないだろうか・・・。

そういえば、ウルトラセブンで宇宙の帝王と名乗る頭に尻がある卑猥な星人いたっけ。

その星人の死に様も無様だが、銀河王が歓喜していたミサイルが誤爆して、宇宙船で脱出しようとしたが、爆風に巻き込まれて死ぬというこれまた無様な死に様だ・・・。
宇宙船の耐久力は脆いは、武力そんなんでもないわ、よく今まで生きてこれたな(゜Д゜)

ミサイルが誤爆した経緯も
銀河王がスカイライダーの戦闘に逃亡→ミサイル発射→スカイライダーがミサイルの制御盤みたいなのを殴る→何故か発射したはずのミサイルが戻ってくる→爆発
というものだ。

恐らく設計者が「制御盤に異常が生じた際はミサイルが戻る」というアホなプログラム設計をしたのだろう。
もしくは、ネオショッカーに不満を持った設計者が前もってミサイルが発射後、直ぐにミサイルが戻るようにプログラムし、自分は逃亡したか・・・。
東京をふっとばす威力を持つミサイルが基地内で誤爆したのに、銀河王とその部下以外、よく生き残る事が出来たな。


と、銀河王のマヌケっぷりばかりが目立ちがちだが、歴代の仮面ライダー(1号~ストロンガーまで)の戦闘シーンは中々のものだった。
普通、ヒーローの数が多くなると見せ場が減るヒーローが出てしまうのだが、私としては各々に個性を出し、均等に見せ場があったように感じた。
あえていうなら、アマゾンの出番が少なく、1号主役のスカイライダーよりも目立ってたかな。

ツッコミ所満載な作品ではあったが、特に飽きることなく普通に観る事が出来る作品ではあった。
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