kakuko

226のkakukoのレビュー・感想・評価

226(1989年製作の映画)
3.5
女は自分の体を売り生活、老いた親は育てた米を食べることができない、無産階級の人はボロ布のように働いて疲弊しているみたいな演説聞いて今やんとか思ってしまったな。
いつの時代もってことか。
国を憂いて決起。
国を変えるために首相、大臣を打倒するしかないという思考。
天皇陛下の存在は絶対。
自分たちが義軍なのか賊軍なのか。
判断を仰ぎたい。
あいまいな返答。
解釈の違いが生まれるよな。
言った言ってないになる。
詭弁。
要求としては農地解放、財閥解体だったかな。
特権階級がぬくぬくと私服を肥やしている。
今やんとか思ってしまったな。
若気の至りでは済まされないけども、怒りに燃えて何とかしたいという気持ち。
満州へ送られるその前に。
警察庁などの拠点の襲撃はとてもスムーズで入念に計画していたことがわかるけど、その後グダグダ。
天皇陛下から逆賊って認定されるのは嫌よな。
任期を満了して実家の洗濯屋を継がなければならない兵士。
自分たちのしてきたことに疑問が芽生える。
何のためにこんなことをしたのか。
安藤や磯部みたいな武闘派な思考を持った連中が全員でなくて良かった。
同士討ちが起こっていたかもしれない。
冷静な連中が多かったな。
勝ち目のない戦いだった。
青年将校たちにビビって従ったとなっては軍のメンツが立たんよな。
君たちの気持ちもわかると言ってくださったじゃないですか。
勅命に従い解散する中台が現れる。
もう解散の流れは止められないよな。
山王ホテル不憫だな。
戒厳令発令。
立法権、司法権、行政権が軍の支配下になる事。
一人一人の家族や妻を回想するシーン。
結構いい暮らししてそう。
自分たちは人を殺しておいてとも思いましたけど。
私を先に殺してくださいという暗殺した人たちの妻や娘たち。
果物ナイフで切腹。
できる自信があります。
昭和維新と我々軍との関係を問われて押し黙る中隊長。
影すごく効いてた。
光と影がすごかった。
決まってたな。
野中中隊長死なんといてください、私との約束ですの人も影がすごかったな。
お菓子を包んでいた紙に遺書を残して自決。
辞世の句を読んだりして発砲音で終了。
正直軍服のビジュがいい、コート姿やばい。
kakuko

kakuko