信州のとある農村で村長の息子に体を差し出し資金援助を受けて事業を始めるも洪水によって頓挫。息子に無理心中を迫られるがシノだけが生き残ってしまう。気絶しているシノを英助という粗暴な男が助けるが日頃か…
村という閉鎖的な社会で渦巻く男女のいざこざ。心中したがる登場人物たちにちょっと古臭さを感じる。
グッとよるカットや、目線を追うように行ったり来たりするカットは観ていて楽しい。シノの不死身感も良い。…
大島渚監督が人間の生死を問う1966年作品。
新人の川口小枝が輝いている。
主演は英助(佐藤慶)かと思いきや、シノ役=川口小枝の存在感。
銀座で、川口小枝と小山明子のシーンでの背景には、当時丸…
“また生き残っちまった…私ひとり”。
黒沢清、ポン・ジュノらもフェイバリットに選ぶ大島渚の傑作だが、wikiにも項目がないし、filmarksにも写真がない。
カット割りや画面構成が同時代の若松…
一見『通り魔』の英助に振り回されるお話に見えて、実際はシノに振り回され病んで狂っていく3人…ぶっちゃけシノ役の川口小枝があまり美人じゃないのが良い。
小山明子演じる先生の色気よし、佐藤慶演じる英助の…
村という閉鎖的コミューンと、そこから出ていった者、または出ていかざるを得なかった者。ある意味、この時期の大島渚作品のテーマの集大成ともいえる。
しかし、そのテーマがいまひとつ浮き彫りにされない。言っ…
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