映画観太郎

セブン・イヤーズ・イン・チベットの映画観太郎のネタバレレビュー・内容・結末

4.1

このレビューはネタバレを含みます

良かった…


これがリアルストーリーだなんて本当に衝撃。
世界のこと、歴史のこと、知らないことだらけだと思ったし、知りたくなる作品。

日本はなんだかんだ今は裕福だし自分もかなり平々凡々な生活を送らせてもらっていたのだなというのが身に染みる。

自分も過労で精神がおかしくなりかけたり死にたいと思うことも何度もあったけど何て贅沢な悩みだったのか。

ただ実際にその瞬間は本当に生まれて来なければ良かったという絶望を確かに感じるのがまた皮肉…

こんなことで生死をかけているなんて経済的に貧しく、社外的な弾圧に苦しんでいるような国の人々にはさぞ理解不能なことだろう。
比較するものとしてはおかしいかもしれないけど、豊かな国で自ら死を選ばなければいけないなんて本当におかしな話だ。


豊かさとは何か。
人と人との繋がり、社会とは何か。
自己とは何か。
幸せとは何か。


その辺りのことを説教臭く語りかけてくる映画では決してない。

逆に素直に見つめ直すきっかけをくれる、少なくとも自分にはくれたと思う。


結局語彙力がなくて最終的に厨二病みたいなのが情けないが、自分の幸せを探したい。