トールキン

つぐないのトールキンのレビュー・感想・評価

つぐない(2007年製作の映画)
3.8
あらすじを読んで何となく惹かれるものがあったのでノリで鑑賞。メッセージ性やストーリー性など全てを読み取ろうとするとなかなかむずかしい。けれど最後まで見切ったからこそ何となくではあるがその意味が伝わってきたような気がする。
彼女にとってのつぐないとは何か。そうすることが彼女たちにとっての贖罪とも言えるべきことなのか。中盤くらいで若干中だるみが感じられたがラストの展開や演出には自然と見入ってしまった。

正に愛憎渦巻く、しかししっとりとしてなおかつしんみりともする、それらが混ざり合って最終的には複雑な感情を抱いて何ともいたたまれない気持ちになってさらにそのような余韻が残る。この手のテーマの作品が好きな方にはオススメ。

ジェームズ・マカヴォイという俳優を初めてちゃんと見たけど顔立ちキリッとしてめちゃくちゃ男前過ぎて正直ビックリした。これは15年くらい前の作品だけど現在の風貌もしっかりイケオジ感満載。

さらに、この当時13歳のシアーシャ・ローナンがこの年齢にしてもう顔立ちが完成されてて印象的だった。めちゃくちゃ綺麗で透明感が凄い。
そしてさらに、この当時まだ知名度低い頃のベネディクト・カンバーバッチが出演していてレアな感じがした。
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