いろんな罪の償い方があるけれど、悪いことをしたらやっぱりすぐに謝ったほうがお互いにとっていい。
私はそういう人でありたい。
きっと私達はみんな、きちんと謝ることができていない罪悪感を抱えて生きて、死ぬ間際に後悔するんだろう。
とにかく最後のオチが秀逸というか衝撃的。観客の心にもいつまでも深いキズを残す。
今回は戦争によって引き裂かれる仲の話。と、これを聞いただけで想像できる切ないストーリー。
でもこれは、戦争がなくても十分誰にでも起こりうる話だと思う。
現代では、勘違いや思い込みでSNSに書き込んだことが拡散して収集がつかなくなり、既成事実になってしまって…みたいなこともある。裁判しないと名誉を回復できないなんて、あまりにもアンフェア。
そう考えると、とにかく恐ろしい。
そしてこの映画、ストーリーだけでなく、なにげに音楽も映像もすごい。
とくに映像に関しては、編集による時間軸の見せ方も秀逸。
あとダンケルクの海岸線での長回しの映像がすごい。あれはどうやって撮ったんだろうか??