つるの

つぐないのつるののレビュー・感想・評価

つぐない(2007年製作の映画)
4.3
罪を贖えているのかというと、できてないんでしょう
救いがない……

最後のインタビューでフィクションだということかわかり、なんて救いがないんだ、悲しいお話だなと思ったけど、ラストの二人の楽しそうな姿、そして辿り着けなかったあのコテージを見るロビーの眼差しを見て涙が溢れた
悲しくて救いのない結末よりも、幸せな二人という描写にこそ胸を打たれたので、ああなるほどブライオニーの償いとはこういうことかと…なんとなく個人的にに納得するなどしました

それはそれとして、
キーラナイトレイの美しいこと!そしてマカヴォイの純朴な青年ぶりが一層悲壮感を増しますね。
自然の映像が美しくて、人の死は残酷で、嘘によってもたらされたとはいえ、戦争の酷さと身分差別も考えさせられる。
ベネ演じるポールマーシャルの、「噛んで」のところだけでおや…?と感じさせてるシーンも良い。
結婚式で真実を言えないのも、そりゃそうだっていう…ローラは知ってのだろうか…そこが気になる…
ローラ役のジュノー、どこかで見たと思ったら三銃士の王妃だったのね。可愛かったので印象的でした。結婚式のローラもすごく愛らしくて、今更言えないなと思う…本当に…
もっと早くに嘘を告白していたらどうなっていたのだろうか………
つるの

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