ペジオ

つぐないのペジオのレビュー・感想・評価

つぐない(2007年製作の映画)
4.1
「言葉」という「呪い」
少女の無垢も有ろうが、「作家」という資質故によりその「呪い」に絡め取られる結果になったのだろうか
「韻も修飾も無い」直接的で刺激的な表現の強さ
その「言葉」の強さを身をもって知っていたからこそ、「つぐない」としてこのやり方を選んだのかもしれない

決して得意なジャンルの映画ではなかったのだが、凝った構成や映像が面白い(「運命に引き裂かれた二人」モノというか…。観ていくうちに実はそういう映画じゃない事は解っていくのだが。)
よーく観ていれば…いや「聴いて」いればお話の構造に気づけたのか
普段から触れていたタイプライターの様な音楽が彼女が思考する時の脳内で響いていたものだとするならば…

まだ売れる前のジュノー・テンプル(ちゃん)とベネディクト・カンバーバッチ(ちゃん)の含みの有るお芝居が良く、二人の微妙な関係が映画のスパイスになっていた
その傷ホントに弟にやられたんですかね~?(ゲス顔)
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