2007年版リメイクのための予習。
渋谷TSUTAYAでレンタルしたのですが、久しぶりのVHSでの鑑賞となりました。
内容はというと、人気ダンス番組に憧れる太っちょ女子高生トレイシーが、オーディションに一躍スターになるのですが...
ミュージカル映画と思いきや音楽にそこまでアガることはなく、どちらかというとメッセージ性にやられました。
1960年当時、ヘアスプレーを用いたモリモリヘアーが流行っていたのですが、校則では禁じられており、トレイシーは校長室に呼び出されてしまいます。
その後特殊教育クラス送りとなり、そこで差別を受ける黒人生徒たちと出会います。
そしてトレイシーは黒人が差別される世の中に疑問を持ち行動を起こす訳です。
若者の起こすアクションというのは慣習などに左右されずに抱いた感情が起因となっているから力強いんだと思います。
最初は小さな行動でも波紋を呼び、どんどん広がっていったのはトレイシーの発言や主張に説得力があったからでしょう。
作品として楽しめたかといえば、正直微妙ですが、訴えかけてくるものは素晴らしかったです。