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太平洋の翼のCinemanのネタバレレビュー・内容・結末

太平洋の翼(1963年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

1963年1月08日(火)鑑賞。
14歳(中学3年生)の感想文です。

東宝のお家芸の特撮に三十郎つまり三船敏郎、それに若大将加山、白虎(どぶ鼠作戦での役名)佐藤允、関(夏木陽介)を加えての作品。

物語は日本もいよいよ敗戦の色が強くなり、昭和20年春の海軍首脳部の案は一つ、つまり体当たりするわけだ。
しかしそれに反対する航空参謀千田大佐(三船)の案は各戦線に散らばっている名パイロットたちを集めて一つの部隊を作るという考えだ。
そしてその名パイロットとは!

矢野大尉(夏木)・・・今は硫黄島にいるということだ。

滝大尉(加山)・・・今はフィリッピンにいるという。飛行機がないので小銃でもって戦っている。

そして、

安宅大尉(佐藤)・・・今はラバウル基地にいる。

その3人を至急集合させることにした。

矢野は味方の潜水艦に乗ってくる。数名敵にうたれたがどうにかついた。

滝は途中までトラック、そして途中で敵とうち合い2,3人戦士そして次にグラマンにおそわれ数人戦死そして輸送機に乗るが途中敵の飛行機におそわれ4名戦死。
燃料がなくなったので荷物といすなどをおとす、そして最後にはまだあたたかい死体までも「これが戦争だ」滝は言う。

そして安宅が一番始末がわるい。
敵さんの魚雷艇をブンドって。途中で味方に魚雷をつっこんじゃったりするがどうにかついた。

いよいよ日本で一番強い飛行隊が出来た。
千田はじっくりと時をまつ。
敵が来れば密かに上空に皆をあがらせ敵が通ってから降りてくる。
そのため神風特こう隊員からはナグリコミがきたりする。

しかし!時は来た。
鉄器襲来と共に攻撃の号令その時の勝利は驚異的なものであった。
敵機63機をおとし味方15機がおとされた(敵は役二倍の数がいた)。
その活やくが元でその隊は本土防えいにも出なければならなくなった。
そして3つの隊は別々に行動することになった。

敵機襲来くじで安宅の部隊16機が行くことになった。しかし10機しか帰らなかった。安宅は最後に帰ってきた。しかしすでに死んでいた。
そのしかえしに滝一人で飛びたつしかし敵機に囲まれてしまって動くことが出来なくなった。
その時後ろから一機敵機をうちおとした奴がいる。千田大佐であった。

こんどは大和が帰りの燃料を持たずにおきなわに行くというので全員飛行機に乗り見送りに行くが時間になって帰る時4機だけ引き返した。
そして皆が基地についてから無電が入り全員戦死が知らされた。

残ったのは滝の隊だけであった。
最後にその隊も行った。
一機だけ残ってB29の上にいた滝はさけんだ「日本の空からきえうせろ」そして滝は千田の言うのも聞かずに一人でB29に突っ込んで行く!

最後に。
この映画の特撮は前回『太平洋の翼』とくらべものにならないほどうまくなっている。

佐藤の使い方がへただった。
普段の映画の「イイカラ、イイカラ」の調子とゴウカイさがなかった。
評:A中
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