渡世人の生き様を描いたヒューマンドラマ「男はつらいよ」シリーズ第30作目。
山田洋二が監督・原作・脚本を、渥美清が主演を務める。
本作品のマドンナは田中裕子演じるデパートガールの螢子。
ゲストは動物園でチンパンジーの飼育係をしている沢田研二。
本作品の寅さんの旅先は九州大分県の別府、臼杵、湯平温泉、鉄輪温泉。
オープニングは、ブルックリンでマフィアの通称”すけこましのジュリー”（沢田研二）と”ブルックリンの寅”（渥美清）が対峙する寅さん（渥美清）の夢のシーンで始まる。
旅に出た寅さんは大分の湯平温泉の旅館で、二枚目だがシャイな青年（沢田研二）と都会のデパートで働く二人組の女性宿泊客と出会う。
青年は生前に母親が務めていたこの旅館に挨拶に訪れていた。
寅さんの計らいで旅館で法事を行こなうことに。
翌日、みんなで青年が運転する車でドライブ観光するのだが、青年が女性の一人（田中裕子）に恋をしたことから、東京に戻った寅さんが二人の仲を取り持つことになる。
果たして青年の恋は成就するのか？
オープニングの寅さんの夢の中で松竹歌劇団（SKD）のサクラの歌が流れるのが華やかです。
子供の松茸を取り上げて食べてしまう自己中な寅さん。
そんなどうしようもない寅さんでも他人の世話をするのは大好き。
法事を開いたり、青年の恋の悩みの相談にのったりする。
しかし奥手の青年の恋はなかなか前進しない。
青年の恋の行方に注目です。
作品中での恋の結末は別として、実生活では本作品が切っ掛けで、沢田研二と田中裕子が結婚しています。
本作品の田中裕子は若くてとても可愛いです！
「これから色々あるだろうけどな 何と言ったってお互い惚れ合っていることが一番だから」
2022.5 4Kデジタル修復版をBSテレ東で鑑賞
2021.5 4Kデジタル修復版をBSテレ東で鑑賞（録画）
