自分の体がメル・ブルックス耐性あるのかが判断できる作品でもある。
オープニングのテーマ曲からもう下品だが、しかしこの手の映画は人物が喋る毎に物語から逸脱していく、カットアウェイとまではいかないが即興的かつセンセーショナルなギャグありき。
誰もが本能のままに生きている世界で嫌悪されている黒人保安官もまた逞しい。GUCCIカバンを持った成り上がりは人を惹きつける不思議な特性があるようで、必要とあらばKKKにも化けてみせる強かさを持ってるので途中からは本当にランドルフ・スコットみたいだった。
実はラストが一番好きかも。『シェーン』に高速バスが映り込んでいたという逸話を思い出すのは自分だけか。