このレビューはネタバレを含みます
悪人になりきれない詐欺師と、機転が聞くおませなアディ
2人が出会うまで、どんな生活をしていたのかわからないのに滲み出るキャラクター
クライム物としてのハラハラ感と、ロードムービーの人情、50年近く昔の作品とは思えないみずみずしくもシュールで人間臭い登場人物達。
お釣りのトリックや詐欺の手口一つ一つが落語のように普遍的なものなのに、万国共通に笑えて古臭くもなくて最高。
マデリーンカーンがただの馬鹿女じゃなくて、どこか哀愁みたいのも漂う女性だったのが凄く良かった。
100本に1本の良い作品に出会えた気がする。