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ペーパー・ムーンのcamusonのレビュー・感想・評価

ペーパー・ムーン(1973年製作の映画)
3.2
母親を亡くした9歳の少女と
聖書訪問販売の詐欺師とのロードムービー。

娘の母親と突き合いがあり葬式に参列した詐欺師は、
方角が同じということから、嫌々ながら、娘を遠くに住む親類の家まで送ることに。
その道中で、父と娘を演じつつ、うまく詐欺をこなしていくといった話。

詐欺の手口がなかなか参考になります。いや別に参考にはしませんが。

本作品の発表が40年前ですが、作中では、さらに40年前の禁酒法の時代という設定です。
時代物の雰囲気を出すために白黒映画にしていますが、
映像は鮮明で美しく、カンザスの大地の広大さが際だって感じられます。
特にラストシーンがイイですね。
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