このレビューはネタバレを含みます
「ある愛の詩」「バリー・リンドン」でも有名なライアン・オニール氏が12月8日に亡くなり、彼の代表作の1つとして初視聴。
亡くなった夫からの贈り物だと言い、未亡人に聖書を売り歩く詐欺師モーゼ。母親を交通事故で亡くし、父親の顔を知らない少女アディ。
そんな2人の絆を描くロード・ムービー。
視聴し終わって思った事は、とても丁寧な作りだと感じました。
派手な演出がある訳でも、物語の起伏がある訳でもないです。
ただ、2人の旅は見ていて温かみがあり、見終わった後はとても清々しい気分になれました。
挿入歌の歌詞に
「ただの紙のお月様、でも見せかけのものにはならないわ
あなたが私を信じてくれるなら」
と書かれているように、仮に本当の親子で無くても、2人ならこれからもやっていけると信じさせてくれる終わり方でした。