もちもちぽんぽん

ペーパー・ムーンのもちもちぽんぽんのネタバレレビュー・内容・結末

ペーパー・ムーン(1973年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

今年10作目。
可哀想なアディ…母親が死んで、もうミズーリ州に居る叔母しか頼れる人が居ないよ…、ん?あんた誰?母親の知り合い?ちょっとこの子をミズーリまで連れてってあげてよ。なんかあんたあの子と顎が似てるし。
と、開始5分も経ってねぇんではというスピードで子供を押し付けられた詐欺師のモーゼと、とても賢い女の子アディ。2人の愛の詐欺道中が今始まる。
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おっさんと子供のコンビに弱い人は絶対見た方が良い映画。

2人が親子なのか明言ないまま進むので、アディがモーゼに向ける気持ちが、父親を求めるものなのか、初恋手前の様なものなのか、どういう風にもとれていいなぁと思って見てた。でも俳優さんガチの親子だったのか!じゃあもう親子だな!!笑

喧嘩したりアディの賢さに振り回されたり、それでも連れて行くしついて行く…な2人がどんどん相棒になっていくのが良い。
アディがとにかく可愛い。ムスッ…としたところと、画策の為ホテルで階段を何回も上り下りするところが好き。ミズーリが近づいて、寂しそうな顔をしてるアディに、また稼げるなって言ってくれるモーゼ、とびきり笑顔になるアディの流れも良すぎた。
最後、欲しかったピアノのある叔母さんの家を捨て、モーゼを追って走ってくる姿に泣いた。そんな泣けるシーンの後、モーゼが帽子べシーン!ってするのが良い笑

車を追いかけドタバタ再出発する2人、その道がどこまでも続いている、なんて素敵なラストシーンや。
ちょっとヤッターマン最終回のドロンジョ一味を思い出してしまった笑 吹替ドロンジョ様出てたしね!