Amnesia

ペーパー・ムーンのAmnesiaのレビュー・感想・評価

ペーパー・ムーン(1973年製作の映画)
4.6
the pillowsの楽曲「ペーパームーンにこしかけて」のモチーフということで、どんなお話なのか気になって鑑賞しました。

「一緒に旅をする中で本当の家族のように……」というあらすじを読んでいましたが、蓋を開けてみるとアディが賢すぎるのもあってバディものに近い雰囲気でした(笑)

ペーパームーン(紙製の三日月)は、モーゼとアディがウソやトラブルを重ねるうちに芽生えた感情を表すと同時に、ドレスで着飾った踊り子トリクシーの実際のだらしなさやミズーリ州でのレモネードやピアノのある生活など、「輝いて見えるもの」は近づいてみると取るに足らないものであることを象徴しているようにも感じました。

映像はモノクロですが、抵抗なく観ることができます。
とても素敵でお気に入りの作品になりました!
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