ひでG

ペーパー・ムーンのひでGのレビュー・感想・評価

ペーパー・ムーン(1973年製作の映画)
3.7
映画オタクの中学生時代に貪るように観た70年代映画。大好きだった!

大人になって再見。ちょっとシニカルな部分もあり、かわいい、おかししという表面的な魅力の裏側に【えぐみ】みたいなものも感じた。
だって聖書を騙して売り歩く男とそれについてくしかない女の子の話だよ。
聖書を騙して売るなんて、アメリカじゃあ、相当悪どい仕事だよね。
それに、家族の喪失を生業にしているところも、【紙の月】の如く、インチキそのもの。
そんなインチキ男が【本人には全く自覚ないけど】「大仕事」に絡んでいんだね。
まあ、「大仕事」の割には、計画が雑なんだけど☺︎、さあ、【紙の月】のような偽親子はどうなる?

語り口の軽さとテータムオニールの可愛さが全て消してくれてるけど。結構皮肉な話だったんだなあ。


でも、主題歌はサイコーで、つい口ずさんじゃうナンバーワンだね。
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