新木

ペーパー・ムーンの新木のネタバレレビュー・内容・結末

ペーパー・ムーン(1973年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

良作!

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2回目
前になんとなくで観たせいか、間違ってもう一回借りてしまった。ああ、記憶力。
なんといっても素晴らしいのは、ラストのシーンであろう。お金もすべて持ってかれてオンボロのトラックで新たな出発をひとりきろうとする男。そこに叔母のとこに預けたはずの女の子がやってくる。男はついてきた女の子に怒りを示すが、そんなこと関係なしに無人のトラックは勝手に発車してしまう。(←ここいい!)慌てる男は女の子を乗るよう促し、二人の旅が再び始まる。
オンボロでなければ、そんな誤発車は起きなく、男も女の子を叔母のもとに返していただろう。お金に関してもそうだ。誰かを騙して稼いだお金は結局自分のもとに戻らない。この話に続きがあるとして、彼らはきっと以前と変わらないお金の稼ぎ方をするのであろう。そして、成功が続いた後で再びお金がすべてなくなるハメに陥るだろう。それでもこの二人の関係はこれからも腐ることなく不思議にお互い支え合っていくのでしょう。(またこの二人が実際の親子ってとこが最高にいいよね)なんか人生ってそんなんだろうなあと言葉足らずの感想が浮かんだ。
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