はる

フィラデルフィアのはるのネタバレレビュー・内容・結末

フィラデルフィア(1993年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

エイズへの偏見から解雇された弁護士が大手の弁護士事務所を相手に訴訟を起こす。
ストーリ自体も面白いんだけど、アンドリュー(トム・ハンクス)がどんどん衰弱していく様子があまりにもリアルで、心から心配になった。まるで身近な友人を見る感覚。

勝ちを見届けるまでは死にたくなかったんだよね。極限まで頑張った。
勝訴の瞬間はみんな喜んで、病室に集まりお祝いもした。でも、この勝訴は同時にアンドリューが力尽きるという事を意味する‥‥

エイズは会食やハグでは感染しない。でも愛し合う事で感染させて死に至らせる。なんて怖いウイルスなんだろう。
今は発症を抑える薬があるようだけど、当時の人々は本当に怖かっただろうね。

エイズ差別についてもずっしりと来るものがある。
コロナ禍に観ると、また違った観え方がする作品。
はる

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