このレビューはネタバレを含みます
Disney+にて。「ひとりトム・ハンクス映画祭」第5弾。ロジャー・コーマンが出た時点でついワクワクしちゃったよ。まあそれはそれとて、この映画の主役はアントニオ・バンデラスなんじゃないかと言うくらい強烈で印象的な演技をする。まるで献身的な妻のような存在で、法廷では後ろから見守り、安らぎの場では懸命にトム・ハンクスを看病する姿が描かれる。そんなに見せ場があるわけでもないのだが、法廷で倒れたトム・ハンクスに誰よりも早く駆け寄る姿は胸に来るものがあった。彼はこの裁判の結果よりも何より、トム・ハンクス彼自身を見つめている存在だったといえる。仮装パーティーのダンスシーンは美しかったなあ。