7月

ギルバート・グレイプの7月のネタバレレビュー・内容・結末

ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)
-

このレビューはネタバレを含みます

映画館にてみた。箇条書きに思ったこと。
・テーマ的にあまり他人事じゃないから、すごい重く感じる。
・ギルバートの、負担がのしかかり過ぎて虚無の顔がすごい印象的。あんなにたくさんの重荷があったらあんな顔する以外にないと思う。
・ベッキーと夕日を観るシーンの構図が、二人だけの守られた世界という感じがしてよかった。
・アーニーを殴ったあと、アーニーはベッキーと水に入ることが出来て、姉妹に迎えに来られて、ギルバートが手を出さなくても事態は解決する。それをみるのは、ギルバートにとってある種の喪失というか、共依存の終わりを知ることだと思う。あそこで一人他の町に行ってしまう選択肢もアリだったのではないかと思う。
・最後母が死ぬ以外(あるいは母とアーニー両方)家族の救いはなかったと思う。
・火で家が燃えるのは、日本人的には印象的でありつつも火葬文化だからそんなに拒否感はないけど、クリスチャンからすると母も燃やしてしまうのはどう感じるんだろうか。
7月

7月