知的障害のある弟と、過食症で動けない母の面倒を見ながら、小さな町で流されるまま生きるギルバート。ある日、ベッキーが町にやってきた。彼女は眩しいくらい自由で平等。ベッキーと触れ合ううちに、固まっていた顔の筋肉と心がほぐれていく。自分のやりたいことは何か?行きたいところはどこか?彼が選んだ道は…
ひとりで抱え込んできたギルバートの表情どうですか?画面越しに、おれはどうしたらいいんだよってずっと訴えかけているよう。爆発した時は少し安心した。
家族について深く考えさせられた作品。映画を観たり、本を読んだりしていると、家族って幸せであるけど、重くもあるのだなと思わされる。一緒にいることが本当に正解なのか?
ギルバートの場合は正解だと思う。色々なものにしがみつかれているようで、ギルバートの方がしがみついていた気もする。あんな愛くるしい天使から離れられっこないよ。来年もまたアーニーの誕生日をみんなで祝う未来が見える。
ラストは驚いたなぁ…
ジョニー・デップの色気とレオナルド・ディカプリオの愛らしさよ。何、あの仕草、笑顔、難しい役だっただろうに、見事に演じ切っていた。