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ギルバート・グレイプのliamのレビュー・感想・評価

ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)
3.6

監督は「ワンス・アラウンド」のラッセ・ハルストレム。出演は「シザーハンズ」のジョニー・デップ、「ボーイズ・ライフ」のレオナルド・ディカプリオ、「蜘蛛女」のジュリエット・ルイス、「ホッファ」のジョン・C・ライリーなど。

アイオワ州の小さな町エンドーラ。特になにもないこの町から生まれて24年間出たことがない青年ギルバートは、ハンディキャップを抱えた弟アーニーと、身動きが取れないほど太った過食症の母、そして2人の姉妹の面倒を見ながら日々を送っている。家族を守ることに精いっぱいで自分の夢も希望も見失っていたギルバートは、ある日、トレーラーで旅をしながら暮らしている少女ベッキーと出会う。車の故障でしばらく町にとどまることになったベッキーとの交流を通して、ギルバートは自分の人生を見つめ直していく。

父親を亡くし、過食症の母、ハンディキャップを持った弟、既に出ていった兄、それに妹達を持つギルバート。この家族構成であれば、疲れ切って夢や希望を失うのは当たり前かもしれない。

ただそんな状況でもギルバートは家族を愛しており、家族のために一生懸命に働く。
家族ために色々してあげたいと思うギルバートの心優しさが際立つ内容。
一見するとシリアスな内容なのに、ほのぼの描いているため多くの人が観やすい作品になっている。

終盤に母が階段を登るシーンがあるが、もう少し痩せてから挑戦しろよと思った。笑
そしてそこから家を燃やす事になるとは。色々しがらみがなくなったから良いのかも知れないが、この展開に申し訳ないが少し笑ってしまった。

若い頃のジョニー・デップは物凄い美形。久しぶりに観たのでより一層思った。笑
そして幼いディカプリオがハンディキャップのある少年を演じている。一瞬気づかないくらいだった。

家族愛を描いた映画。
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