以前、TOHOの午前十時の映画祭で上映されており、その時はタイトルも知らなかったのでノーマークでした。観た先輩が「面白かったよ！！」と教えてくれたので知りました。
ジョニー・デップとレオナルド・ディカプリオが兄弟役というのは教えてもらってたのですが、「一体どんな映画？？？」とハテナに思っていたら…なるほどー！！こういう映画だったのですね。
ジョニー・デップの役が素敵でした。
邦画のような感じ。是枝監督とか撮りそうな。こういう人もアメリカにはいるんだなぁ。（当たり前か、、）
なんだか、絶妙でした。寂れた街で、街の人たちと助け合って生きているけど、貧乏で選択肢がなくて未来が見えなくて…お荷物な家族もあり…
レオナルド・ディカプリオのアーニーが、すごく自然な、こういう子いる、、と思う役で素晴らしかった。ギルバートのお兄ちゃんぷりも、最初はなんでこんなに優しいんだ、、とハテナでしたが、多分こういう閉鎖的な環境で自分がしっかりしないと家族がダメになってしまう状況で、真面目で優しい人ならこうなるのかも。。
映画ですが、ギルバート・グレイプという存在を知ることが出来て良かったです。なんだか共感して、真理だな、と思う事や存在の例って、出会えると嬉しい。この間観た「何がジェーンに起こったか」のジェーンも存在のイメージとして良い収穫でしたが、ギルバートもそんな感じ。
自分自身の日常で、何かふと「これってギルバート・グレイプみたいだな」と思う事がありそうな気がします。
最後も、なるほどー！と思いました。
こういう田舎の人間関係の問題って、本当に時間が解決するというか、誰か死ねば終わるんだろうなぁ、と思いました。そうでしか解決出来ないような。人妻との不倫もしかり。死って解決だなと。
ジョニー・デップのこの役は好きでした。良いものを観た！
