桃

ギルバート・グレイプの桃のネタバレレビュー・内容・結末

ギルバート・グレイプ(1993年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

若かりし頃のジョニー・デップとデカプリオが兄弟の設定という貴重な作品。

ジョニー・デップ、若い頃から良い眼をしてますね。
そしてデカプリオ、19歳にして既に演技が完成されている。

家族想いの優しい一家。
それぞれを大切に思っているものの、時々その距離の近さ故か不本意な形で傷つけてしまったり、守りきれなくてもどかしくなったり。

ディカプリオ演じるアーニーと共に生きていく覚悟をしている、ジョニー・デップ長男ギルバート。
自分の気持ちを押さえ込む以外の術を知らなかったけれども、ベッキーと出会い、
自分の気持ちと向き合うことに。

ギルバートの優しく臆病な心を知り、
優しく包み込み、寄り添う、ベッキーがとても魅力的。

-外見の美しさはいつか朽ち果てるもの、
人間は「何をやったか」が大事よ

積み藁の横で夕焼けを眺めるシーンが美しくて好き。
日没にも間に合わず、更にその後苦い展開が待ってはいるけども。

あとは、とりあえずケーキかアイスを一口なめたくなりました。
桃