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NEMO ニモのMyonのレビュー・感想・評価

NEMO ニモ(1989年製作の映画)
4.1
雷鳴轟く雲海を抜けると夢の王国であった。
夢遊病まがいの行動を繰り返す好奇心旺盛な少年ニモはある晩不思議の王国に招待される。夢の先にあるのものは?

精緻なアニメーションと柔らかい色使い、イマジネーション溢れる世界観の凝りように目も心も大喜び。飛行船や空飛ぶベットなどの浮遊と、それに伴う落下の作画が夢の表現として非常にリアル。
美しいものと同じくらい恐ろしいものも克明に描写されているので、そのギャップは子供心に衝撃だった。

原作はアメリカの連載漫画だが、制作にはジブリでお馴染み宮崎、高畑両氏も名を連ねている。海外スタッフとしては漫画家でありSF映画のデザイナーでもあるメビウスの名も。ハイセンスなわけだ。
アニメというのは夢みたいに人をワクワクハラハラさせてなんぼ、という方は是非。
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