この時期に観るとワグネルを思い浮かべてしまう。死刑や長期重労働などの受刑者を減刑で釣って、一番危険な戦場に送り込む。第二次大戦中にアメリカがやっていたこと(フィクションとも言われている)を、今時ロシアは現実にやっているんだなあと暗い気持ちになる。
様々な仕掛けでバラバラな12人をまとめていくのが見どころ。称賛する気は更々無いけど、プリゴジンはこういう人心掌握に長けていたんだろうなあと思う。
駆け出しの頃のドナルド・サザーランドとか、チャールズ・ブロンソンなどの名優が観られるのも良い。
原題「ダーティー・ダズン」は内容をうまく表しているので、「特攻大作戦」なんていう邦題はちょっと恥ずかしい。褒められた作戦ではないから、わざと格好悪くした??