「大脱走」と同じようにオールスターキャストで送る戦争映画。
ドイツ軍の司令部を壊滅させるため、占領下のフランス軍が採った仰天な作戦。
それは12人の囚人からなる部隊を組織すること。
囚人で部隊を作るということで、反発するのは当然であり揉めるに決まっているのは手に取るように分かる。
しかしそこは部隊長のライズマンの士気によって一つにまとまっていく。
前半は訓練で後半は実戦となるが、前半の陽気なムードとは違い後半一転してシリアスな展開になるのが特徴。
12人もいれば個々で目立つ目立たないがはっきりするが、まとめ上げるブロンソンや、お調子者のサザーランド。
何かしでかしそうなテリー・サヴァラスなどが印象に残った。
出番は少ないながらもボーグナインやジョージ・ケネディも味わい深い。
部隊長のリー・マーヴィンの渋さも映画にしっかり貢献している。