ニクガタナ

チャイニーズ・ゴースト・ストーリーのニクガタナのレビュー・感想・評価

3.4
ゴースト繋がりで感じてみよう80年代の息吹 香港版。中国時代劇設定のロマンティック幽霊奇譚。しかし「ゴースト」がつくタイトルの映画のなんと多いことか「ゴーストパイターズ」っておっぱいで除霊しちゃう邦画セクシー作品があってウケた。本作は昔観たはずなんだがどうも記憶と違う。監督だと思ってたツイ・ハークは製作で、チン・シウトン監督作。記憶が美化されてたようで 1987公開でこの出来かぁ…ってほどなかなかひどい。脚本あるの?ってくらいめちゃくちゃで、困ったらハンニャハラミ唱える安いコメディ。エキストラの演出がほんと雑で笑える。アフレコが大変大雑把で、効果音が観てて恥ずかしくなるほどひどい出来。ストップモーションのシワシワゾンビの動きもお粗末。でも時々良い画、良い表情。レスリー・チャンが十代の妻夫木君みたいに爽やか。そして幽霊役のジョイ・ウォンが神々しい美しさ。やたらと風に舞う薄布。やたらとあおるアクションカメラワーク。実際スタッフが少ないのかエンドロールが驚くべき短さ。
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