この濃さで30分映画!?
今は亡きドラえもんズシリーズ1作目を懐かし鑑賞
この作品は大長編ドラえもんと同時公開された31分映画。ドラえもんズのファン獲得作品として十分に完成度が高く、面白いものになっています。
31分の上映時間でドラえもんズ7人を活躍させ、お話も完結させなくてはならない命題に答えてセリフや演出を極限までタイトにしてあります。
ドラミが通うロボット学校で異変が起こりドラえもんが捕まってしまう、そこに異変を察知した仲間達が集まってくることでお話が転がっていく。
ロボット学校で襲ってくる敵キャラVSドラえもんズ達の攻防をコロコロと展開させていくことでキャラクター一人一人の魅力を出していく。
ドラえもんズ達は高いところが怖い、水が苦手、忘れっぽいという分かりやすい弱点がありつつ、特技を活かした状況打破をしていく。
音楽や台詞回しも一人一人専用のものが用意されており場面にすると5分無い活躍なのですが、映画が終わった後に一人一人を思い出せるくらい濃い内容になっています。
現在はコンテンツとして終焉を迎えており、新作は作られていませんが子供ウケ抜群の1作ではあります。
このポテンシャルを永続シリーズにできなかったのは実に惜しいなぁ。60分長編でぜひ観たかった。