ヒロオさん

フランケンシュタインのヒロオさんのレビュー・感想・評価

フランケンシュタイン(1931年製作の映画)
3.5
優秀な研究者が死体をつなぎ合わせて生命を創造する話。

小さい頃、父に観せられた記憶がある。
大人になった今、改めて古典的モンスターの原点となる本作に触れられて良かった。

大昔の映画なので、流石に演出や物語の運びに抑揚はないが、キャラクターの存在感という点において非常に秀でた作品だと感じた。

怪物の造形や動きは本当に印象的であるし、それを産み出したフランケンシュタイン博士のクラシカルなマッドサイエンティスト感、そして助手の怪しい感じも良い味を出している。

勝手に「生命」を作りあげ、都合が悪くなれば「怪物」として扱い、殺そうとする人間のエゴと醜さも見どころとなっている。

怪物が少女と花を湖に浮かべて遊んだ後、浮かべるものがなくなったからって少女を湖に投げ入れるシーンは不覚にも笑ってしまった。

風車小屋焼き討ちシーンは、小さい頃観た記憶がある。
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