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レイジング・ブルのmakoのレビュー・感想・評価

レイジング・ブル(1980年製作の映画)
3.9
午前十時の映画祭で鑑賞。
【映画祭初上映】
◎79点

本作初鑑賞です。
マーティン・スコセッシ監督×ロバート・デ・ニーロ主演。

“ブロンクスの怒れる牡牛”と異名をとったプロボクサー、ジェイク・ラモッタの実話。
ラモッタは世界王者や波乱万丈の人生に加えエキセントリックな性格の持ち主としても知られ、自伝を基に本作が作られた。


ジェイク・ラモッタはイタリア人の父とユダヤ人の母の元に生まれる。ニューヨーク市ブロンクス区出身。
1941年、19歳でプロデビューして、1954年に引退後バーを経営し、コメディ芸人と俳優に転身。本作では1964年まで描かれていました。

ボクシングの試合は迫力があった。
打たれ強く、牡牛のように立ち向かっていく。
ボクサーとしては、勇猛果敢で男らしいけど、妻に対してはモラハラ、DVとまあ酷い。
妻子がいるのに、ブロンドの少女ビッキーと出会い交際する。
ビッキーはその時15歳。そして結婚!
ジェイクはビッキーにゾッコンで束縛が激しくヤキモチ妬き。
男性と話をするだけで嫉妬。
ジェイクは弟にビッキーの監視をさせていた。
この弟も短気で暴力的。
同じ気質だけど、ジェイクよりまだまともかな。
ビッキーが可哀想でならなかった。よく耐えたなと思った。

ジェイクの波乱に満ちた人生をロバート・デ・ニーロが好演。
プロボクサー時代の引き締まった身体から引退後の肥満体型まで表現してました。肥満体型は27kg増量して演じていたそうです。
すごい役作りでした。

ジェイクの弟役はジョー・ペシ。まだ髪があった🤭 こんなに若い頃のジョー・ペシを観たのは初めてかも。

女性への対応が酷いので観ていて辛かった。
実話とは思えないほどの波乱の人生でした。
Wikipediaを読んで更に驚いたのが、亡くなったのが2017年だったこと。5年前まで生きていたとは!
95歳でお亡くなりになったようです。



字幕翻訳: 金田文夫
観客 3人
劇場鑑賞 #124
2022 #138
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