2023年、227本目。
ボクシングでチャンピオンになろうとも、妻や弟すら信じられない弱い男。
感情のコントロールが出来ず、暴力でしか自分を解放できない。
謝ることもできない愚か者で同情に値しないのに、どうしても哀れだと思ってしまった。
こういった有害な男性性を強く持つ人は、必死で変わろうとしない限り永遠に生きづらいままなのだろう。
ジェイクのラストシーンはやるせなさで胸がいっぱいになった。
どんどんマッチョになっていくかと思えば腹の突き出した中年体型にまで変化する、デニーロの役作りが凄まじかった。