オーウェン

レイジング・ブルのオーウェンのレビュー・感想・評価

レイジング・ブル(1980年製作の映画)
4.4
神々しいOPから始まる一人のボクサー、ジェイク・ラモッタ。
最もタフだったボクサーとして知られる男だが、全盛期から堕ちていった後年までを描いていく。

はっきりいってこの作品はロバート・デ・ニーロに尽きる。
ジェイク・ラモッタの波乱の人生を体重変化させてまで演じた、驚異のデ・ニーロアプローチがここに完成する。

特に増加した姿の狼狽ぶりはすごいものがある。
注目したのは顔の鼻。ボクシングをして受けたダメージがしっかりと残っている。
こういう細かいところも見逃すことが出来ない。

ボクシングシーンをもっとリアルなファイトシーンにしてほしかったのは唯一の不満だが、それでも再現度は一級品。
敢えてのモノクロ映像や時代考証などはさすがのスコセッシ演出。
オーウェン

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