み

落下の王国のみのネタバレレビュー・内容・結末

落下の王国(2006年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

2021年3本目

観たかった映画。
なんて素敵な映画なの…!?大好き…!!
DVD欲しい、ずっと流しときたい。
インド映画(インドだけじゃないけど)への尊敬の念がどんどん強まる。

まず芸術。
色彩が素晴らしい。インド!って感じ。
わちゃわちゃしすぎず、むしろ開けた大地の中にカラフルな数人、っていう構図が多くてそれがより美しさを際立たせてる。
ヒラヒラもカチッとした軍服風も中華っぽいのも、全部全部好きど真ん中だったな。
こういう芸術センスとそれをアウトプットできるなんらかの技術欲しかったァ…
石岡瑛子さん、凄すぎる。

そしてお話。
ロイの物語のファンタジーさとの落差が激しい現実。
アレクサンドリアを利用したのが判明した時点でロイお前…ってなったけど、泣いてるロイとアレクサンドリア見て許した。私も泣いた。
ジャンプ漫画の最終章あたりのごとくバタバタキャラを死なせて終わらせようとする作者(ロイ)にファン(アレクサンドリア)がマジギレして抗議しまくってたら最後で展開変わったの好き(笑)

死にたいほど辛くて小さい女の子を利用したロイだけど、その利用しようとした子に生かされたんだね。アレクサンドリアはそんなこと考えてなくて、ただロイが大好きってだけだったからこそ響いたんだろうね。
2秒前までの自殺志願者を君は永久幸福論者に変えてくれた、って感じですねぇ…最高だ…

ロイ役のリー・ペイスが登場した最初の瞬間から終わる最後の瞬間までドイケメンで惚れました……出てる作品チェックしよ……
み