2022年一作目。
ものすごい映像美！構図、色彩、衣装、美術、これでもか！と圧倒してくる。
中盤まではこの圧倒的な映像美にただただ見入り、終盤になるにつれ、ストーリー展開にひきこまれた。
ストーリーは、青年が5歳の少女に聞かせる作り話の展開と、青年と少女の成り行きはどうなるか、の2系統ある。この作り話と2人の成り行きは全くの異世界(作り話だから当たり前だけど)で、それが終盤になるにつれところどころ交わってくる。
終わってみると、ハートウォーミングな映画だった事に気づく。
とにかく純粋で素直で子供らしい反応や仕草の少女に魅了された。これ本当に演技？
純粋無垢な子どもの願いとか健気さに敵うものってないよな〜。終盤、この子にずっと泣かされた。頼むからハッピーエンドにしてあげてよ、と画面のこちらからも青年に言いたくなった。
あと、猿に泣かされる。
