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落下の王国のspitfireのレビュー・感想・評価

落下の王国(2006年製作の映画)
3.4
閉鎖的な病棟から物語の力で飛び出していくかのような、石岡瑛子の衣装と圧倒的なロケーションによる美しい画面の数々。語りから叙事詩の世界へダイブしていく構成は、順序が逆だけどジョージ・ミラーのアラビアン・ナイトを思い出しました。

一方で、断片的な描写から病棟側の人間関係をあまり理解できなかったため、ドラマとしては消化不良でした。別に難解ではないはずなんだけどなぁ、もう一回見返したほうがいいみたいですね。
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