公開当時観たけど、もう一度観たいとずっと思っていて、ようやく叶った。
松子さんの言動や選択はたいがいなんでやねん!と突っ込みたくなるものばかりなんだけど、自尊感情の低さと嫌われたくない、怒られたくないって思考が常にあるんだろうな、と感じさせる。
寄ってくる男性としか付き合ってないことと、相手に自分のことを一から十まで話したいのも、自信のない自分を肯定してほしいからだろう。
そしてその愛を手放さないように全力で愛を注ぐ。
愛に生きた情の深い女という印象だけど、結局本当に愛していたのは逃げ出してしまった家族と親友だった沢村めぐみだけなんじゃないかな。
愛されることを完全にあきらめて初めて自分を取り戻した。
もう一度美容師として生きて、自分を愛してほしかったなぁ。