まーるつぁいと

嫌われ松子の一生のまーるつぁいとのレビュー・感想・評価

嫌われ松子の一生(2006年製作の映画)
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昔はこれ観て、こんな女にはなりたくない!って思ってたのになぁ...
久々に見返したら、松子の気持ちが痛いくらいわかって。泣けた。
さすがに殴られてもいい!とまでは思わないし殴られたこともないけど、
この人とだったら地獄にでも着いていく!ってのは今ならわかる。
でもそれは自分の一方的な押し付けで、だから相手は重くなって手放したくなるんだろう
それでも、愛されたくて独りよりはマシって言う松子は、間違いなく私の中にもいる

掴まなきゃいけない救いの手を、間違えてはいけないなぁ
たとえそれが自分の意思であっても、そこは守らなきゃいけない

私は誰かの神様になれるのかな
私は誰にどれだけのことをしてあげられて、どれだけの価値があるのかな

深い闇の中で平均台を歩いてるような、こういうスレスレの映画
毎日は観られなくても、落ちた時には大切

若い瑛太がめっちゃかっこよくて
若い柴咲コウがめっちゃ可愛かった