こばけい

嫌われ松子の一生のこばけいのレビュー・感想・評価

嫌われ松子の一生(2006年製作の映画)
3.6
観た当時はピュアな高校生だったので、サイケデリックな色彩と、むせ返るような性の生々しさが衝撃的でした。『努力は必ず報われる』神話を信じていたので、なにをしても幸せに辿り着かない松子が切なくて苦しかった。トルコ嬢としての人気が無くなってもスクワットを続ける姿は滑稽で、でも決して笑う事はできなかった。しあわせでなくても報われなくても醜くても愛されなくても、愛する事を止めない松子の生き様に涙が止まらなかったです。
愛する人には、生きてる内に、愛を伝えて生きようと思いました。