あの鳥籠の鳥に重なる高峰秀子演ずる女も哀しいが、東野英治郎演ずる男も哀しかったな。
雨が投影される部屋の隅に主人公を置いたシーンが印象的。豊田四郎の作品はモノクロに深いしっとり感がある気がする。
日…
この映画大好きなのですが、実はDVDでしか観たことがなくて、今回やっとスクリーンで観ることが出来ました。1953年製作。森鴎外原作、豊田四郎監督作品。
明治末期の東京の下町に住むお玉は、飴売りの父…
じっくりと登場人物を見せる観察眼、
とでも言うのだろうか?中々新鮮に興味引かれる。
が、いかんせんなりっぱなしのbgm と古色蒼然の
メロドラマにやや飽きる。結末曖昧。
東野英二郎の金貸し親父の悲し…
森鴎外原作をヒロインの視点から描いた作品。真骨頂とも言える東野英治郎の小悪党ぶりに高峰秀子のスラッとした可憐さが際立つ。しみったれたメロドラマが力強い女性讃歌へと変貌するのはデコちゃんの貢献。これも…
>>続きを読む「生誕100年 高峰秀子」国立映画アーカイブにて鑑賞。
フランスから帰って1年くらい20代後半か、高峰秀子が最もふっくらしていた時期かも。貧乏人の娘の設定なのに色白でむっちり、東野英治郎に揉みしだか…