seapony3000

雁のseapony3000のレビュー・感想・評価

(1953年製作の映画)
5.0
デコちゃんも素晴らしいが、同時に浦辺粂子も素晴らしい。白粉塗るためはだける胸元VS寝崩れて露わになる古女房の乳首。同じ傘クルクル真上からのカメラ、夜の霧、雨の夜、飯田蝶子の出入りする路地に坂道、三浦光雄撮影素晴らしー。学生の小遣いで成り上がった東野英治郎は今や学生相手の高利貸し。人の手に渡り続ける反物と本と金。籠の中の鳥はデコ、蛇は腐りきった社会、飛び立つ雁は前途ある比呂志こと洋行する学生さん。一生手にすることのできない幸福。豊四で成澤で大映。魚屋の女将さんは町田博子。
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