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雁のDAGのレビュー・感想・評価

(1953年製作の映画)
3.7
森鴎外原作です、はい。
お妾さんと貧乏学生の儚い恋を描いている
ように思われる。
舞台美術がいいねぇ。
明治って感じがするよ。行ったことないけど。
高峰秀子が良かった。
だいぶ抑えた演技。所作がきれい。
しかしこの映画見どころは高利貸しの水戸黄門(東野英治郎)だと思っている。
いやらしいんだけど、苦労を重ねた末に手に入れた現在の地位っていうか、生真面目さが憎みきれない感じさすが英治郎だよ。
また、英治郎の妻役の浦辺粂子、
嫌なおばはん飯田蝶子、お清楚な三宅邦子など
鉄壁の脇役陣が素晴らしい。
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