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雁
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『雁』に投稿された感想・評価

デコちゃんも素晴らしいが、同時に浦辺粂子も素晴らしい。白粉塗るためはだける胸元VS寝崩れて露わになる古女房の乳首。同じ傘クルクル真上からのカメラ、夜の霧、雨の夜、飯田蝶子の出入りする路地に坂道、三浦光雄撮影素晴らしー。学生の小遣いで成り上がった東野英治郎は今や学生相手の高利貸し。人の手に渡り続ける反物と本と金。籠の中の鳥はデコ、蛇は腐りきった社会、飛び立つ雁は前途ある比呂志こと洋行する学生さん。一生手にすることのできない幸福。豊四で成澤で大映。魚屋の女将さんは町田博子。
mingo

mingoの感想・評価

4.0
高峰秀子最強アイドル映画にして、豊田四郎の傑作で間違いない。きめ細やかな美肌、ふくよかな胸元、若く瑞々しい。眼福以外の何者でもない。これを見て高峰秀子嫌いって言う人いたら何なら良いの?って感じです。
着物の反物や傘などの小道具が活きた木村威夫による美術の素晴らしさもさる事ながら、室内のドリー撮影から右へ左へパンし魅せるショットは三浦光雄ありきの映像美。ストーリーはもう語る必要はないが、照明を活かしたアングル撮影がすんげえって終始感銘。テクニック満載万歳。
にしても芥川比呂志のイケメンさも霞むくらいには秀子の谷間はまじで国宝級に貴重。
半兵衛

半兵衛の感想・評価

3.5
将来のある学生と家族のために妾になった女性の一瞬の悲恋(しかも女性からの一方的な恋)といういかにも明治ものらしいドラマだけれど、女性の境遇を冷徹に描いたりそんな状況でもあえて自分の生を主人公が受け入れるラストが溝口門下生である脚本家・成澤昌茂らしい。そしてそんな女性像が知的で繊細な心理演技を得意とする高峰秀子によく似合っている。

傘や本など小道具を巧みに使い明治という時代を匂わせる豊田四郎監督の演出が巧み、2つの映画撮影用ステージを壁をぶち抜いたりして作り上げたという原寸大の坂も圧巻。

高峰を妾にする東野英治郎の下衆さとそんな人生への悲哀を感じさせる演技や、おっぱいポロリまでしてだらしない中年女性を体現する東野の奥さん・浦辺粂子も印象的(ちなみに溝口健二監督とプライベートでも親しかった浦辺は成澤とも交流があったらしく、成澤が監督した映画作品には全て出演している)。

ただ時折高峰の演技がぎこちなそうなのな気になる、メロドラマのような作品が気に入らないのかそれとも東野英治郎に体を触られる場面で胸まで手を入れられたことが気に食わなかったのか(高峰本人は後年のインタビューでこの場面の撮影で豊田監督にセクハラまがいの演出をねちねちとされたことにちょっと怒ったことを語っており、そのせいか豊田監督とは『恍惚の人』まで20年近く仕事をすることは無かった)。

高峰の情けない父親役で日本映画創世記に活躍した映画監督にして豊田監督の師匠でもある田中栄三が出ているのも見所。

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