劇伴、なんといっても劇伴が良い。劇伴を味わう映画
明の謎集団と武士と主人公サイドのパワーバランスがきっちり三つ巴でそれぞれの背景や設定が良い具合に説明不足な点が◎。視聴サイドに解釈をさせるちょうどいい余白が出来ていた
一騎当千vs集団戦闘がちゃんと拮抗していた
個体戦闘能力が高いが、人外の強さにも限界がある。ここもちょうどよかった
不死の儀式も結局ホントかウソか、そこにそれほどフォーカスを当てずにいたこともトンデモファンタジー時代劇にならずに用心棒や七人の侍のような「僕らの好きなKUROSAWAイズム」みたいなテイストを残したまま駆け抜けられた要因かも
作画、動きの緩急、カメラワークが全部アガるし
2人の関係性を作る時間を立てたことで、バディムービーとしてもまあまあ見れる
長瀬智也は声だけでも男前
仔太郎の棒読みは気にならないとは言えないけども「バイリンガルかよ」と思えば何となく納得しちゃったかな
竹中直人のキャラだけ、なんというか中途半端。キャストが竹中直人じゃなくて、もうちょっとクラスを落とした方が寺パートはもっとテンポよくなったんじゃないかなあ
「お前もそうなんじゃないのー？」のところだけ冗長に感じたかも
殿はしゃーないけど、姫が知らない間に殿殺されて、勝手に人のモノにされて、もらう予定の人が殺されてて
それが全部姫の知らないところで起きてたことが何というか不憫
