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ストレンヂア 無皇刃譚のmikioartのレビュー・感想・評価

ストレンヂア 無皇刃譚(2007年製作の映画)
2.7
ハイクウォリティーのチャンバラが楽しめる時代劇アニメ。作画やアニメーション、戦闘時の音楽などは本当に凄いが、その他の残念な要素がそれらを打ち消してしまっている。

冒頭から我慢ならなかったのは少年担当の声優さん。ちょっとビックリするくらい下手くそで、最後まで慣れることがなかった。名無し役の長瀬智也が良かっただけに、余計に下手くそさが際立ってしまった。

もう一つ致命的だったのは、中だるみが激しかったこと。冒頭いくつかの戦闘と、最後の明(ミン)日本勢入り乱れての戦い、それら以外のパートが長くそしてつまらない。物語の半分くらいまで一体なんの話か分からない状態が続いたのも、とてもストレスがたまった。

名無しの刀を封印する設定も、まんまるろうに剣心だし、(多分)異国出身なのでアウトサイダーっていうのもあっそうという感じ。どこにでもいるNPCみたいで全く感情移入できなかった。

明側のキャラが豊富で魅力的に見えたので、もうちょっと彼らを盛り下げた方が良かったのではないか。
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