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地獄の戦場のAONIのレビュー・感想・評価

地獄の戦場(1950年製作の映画)
3.0
時間制限付きのロケット砲探しというサスペンス趣向が入り、それなりに面白い。日本兵の描き方も、結構マトモな方(勿論、変だけど!)。通訳兵デッカーソンがいい味だしている。

隊長のウィドマークからして、頭痛持ちで薬に頼っている。部下も酒作りに精を出す奴はいるわ、精神的に危ない奴はいるわで大変!

日本刀は高く売れるという話や日本兵達の言動には、結構リアルな描写が多く、恐らく実際に日本軍と戦った人間が脚本に携わっているのではないだろうか。「君タチ、出テキナサイ!」「キヲツケ!」通訳兵に扮するジャック・ウェッブの日本語はなかなか。『ライジング・サン』のショーン・コネリーよりも上手かも。

そうはいっても、やっぱり変だよ日本人!「自決の美学」も、理解しているようで全然わかっていないような・・・。だいたい、人質兵の中で英語がしゃべれる割合が高すぎ!日本語以上にペラペラやんけ、あんた達!
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